体長7.9ミリ、世界最小の「魚」発見 スマトラ島

abalone2006-01-27

体長7.9ミリ、世界最小の「魚」発見 スマトラ島

バンコク──インドネシアスマトラ島中部の泥炭湿地林から、体長7.9ミリと世界最小の新種の「魚」が見つかった。透明な体で、頭部に頭がい骨がない、コイ科の魚だという。インドネシアの魚を調査する研究者が、25日付の英王立協会紀要に発表した。

見つかった魚は、pH(水素イオン濃度)3と、酸性度が高い泥水の中に生息。新しいコイ科の「Paedocypris」属に分類された。オスが大きな腹びれと発達した筋肉を持つのが特徴で、これらは交尾時に、メスをしっかりつかまえるためと見られる。

スイス出身の魚類専門家で、シンガポールラッフルズ博物館に所属するモーリス・コテラット氏によると、この魚は1996年に発見していたが、誤って既存の種に分類してしまったという。

コテラット氏は、インドネシアやマックス・プランク研究所(ドイツ)の研究者らと、インドネシアの泥炭湿地林を調査している。

これまで、泥炭湿地林にはあまり生物が生息していないと考えられてきたが、最近の調査や研究の結果、非常に多様な生態系があることが判明。しかし、計画性のない開発や養殖場開設のため、泥炭湿地林は減少する一方だ。

見つかった魚の頭部について分析したロンドンの自然史博物館の動物学者、ラルフ・ブリッツ氏は、「今まで見た魚の中でも、最も奇妙な個体の1つ。生息場所が消滅するまでに、なんとか生態を調べたい」と話している。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200601270028.html