イルカ70頭打ち上げられる 千葉・一宮町の海岸

abalone2006-02-28

イルカ70頭打ち上げられる 千葉・一宮町の海岸

28日正午ごろ、千葉県一宮町東浪見九十九里浜東浪見海岸で、約70頭のイルカが約1キロにわたり、砂浜などに打ち上げられた。イルカは大きな群れを作ることで知られるカズハゴンドウで、サメに襲われたり、リーダーが寄生虫にむしばまれたりしてパニックになる例があるという。普段は沖合にいるが、何かの原因で群れが方向感覚を失ったらしい。

 浜ではサーファーや住民、町職員ら約100人が波の動きに合わせながら運んで多くをいったんは海に戻したが、弱った一部は波で浜や消波ブロックに押し戻された。日が暮れたため午後5時で救助は打ち切られた。

 地元で21年間にわたり海洋生物を観察している秋山章男・元東邦大教授(海洋生物学)は「これほどまとまった数は初めて」としている。

http://www.asahi.com/national/update/0228/TKY200602280333.html