エア・インディア、事故機パイロットは適格と主張

着陸地点が600m奥だったから止まり切れずオーバーランして崖から落ちたの?
じゃぁパイロットが悪いんじゃん!
エア・インディア、事故機パイロットは適格と主張
22日に多数の死者を出す墜落事故を起こしたエア・インディアの親会社の会長は、エア・インディアのこれまでの実績を主張し、事故機のパイロットは適格であり、疲労もなく、インド規制当局の指針に沿って飛行していたと述べた。
エア・インディアの親会社であるインド国営航空のアルビンド・ジャダブ会長兼マネジングディレクターによると、当局は22日朝インド南部マンガロールで起きた事故で死亡した158人のうち128人を特定した。
ドバイ発のエア・インディア・エクスプレスのボーイング737―800機は、渓谷に囲まれたマンガロール空港に着陸したあと滑走路から外れ、渓谷に落ち炎上した。8人が救助された。
事故の原因はインド民間航空総局が調査している。同局は23日夜の新聞発表で、コックピットのボイスレコーダーはから見つかったが、デジタル・フライトデータレコーダーはまだ見つかっていないとしている。ボイスレコーダーの分析には約2週間を要する見込みだ。ボーイングと米国家運輸安全委員会も調査に加わる。
インドでは、急速に成長する航空業界の監督に必要な安全規則と、熟練した飛行調査官が不足していることへの懸念に対処しようとする動きが出始めたところだった。同国の航空業界はここ数年間比較的安全で、人命にかかわる事故は10年近く起きていなかった。
しかし、国際航空当局はインド政府の規制や安全体制を調査し、監督体制と熟練飛行調査官の不足を指摘している。過去には、インドの一部の航空会社は経験豊富なパイロット、特に機長の不足に伴う士気と安全面での問題への対処に追われてきた。また、欧米人のパイロットがインド人パイロットと組んだ場合の文化の違いから生じる諸問題も根強い。
米連邦航空局(FAA)は昨年、インドの安全規制当局の独立性と専門性が十分かどうか不安があるとして、同国の安全格付けを引き下げようとした。引き下げられればジェット・エアウェーズやエア・インディアなどに大打撃となる。しかし、インド政府が安全問題の担当者を増やす努力をするとしたことで、FAAは結局引き下げを見送った。
専門家によると、インドの航空市場はこの10年で急成長しており、安全規制当局への圧力となっている。同国政府統計によると、2009年の旅客数は 6900万人で、05年の3700万人を大きく上回り、離着陸数もこの間に80%以上増えている。