漁船転覆53歳不明

まだこの時期だよぉ金沢沖のの海水温って…
漁船転覆53歳不明
金沢港沖タンカーに衝突痕
転覆した第8住吉丸(10日午前6時35分、金沢港の西南西約30キロで、金沢海上保安部提供)10日午前3時25分頃、金沢港の西南西約30キロの海上で、県漁協金沢港支所所属の2人乗り小型底引き網漁船「第8住吉丸」(全長11・8メートル、6・9トン)が転覆しているのを僚船が発見した。船長の浜谷高志さん(58)(金沢市畝田中)は救出されたが、乗組員の七田勇次さん(53)(能登町小浦)は行方不明。金沢海上保安部は、金沢港に向かっていたタンカーと衝突して転覆したとみて、業務上過失往来危険の疑いで、タンカーの乗組員から事情を聞いている。
発表によると、第8住吉丸は9日深夜に金沢港を出港。操業中の10日午前2時半頃に転覆し、同10時25分頃に沈没した。
浜谷さんが「船に衝撃を感じた。大型船が見えた」と話したことから、同海保が、現場付近を航行していた東神油槽船(東京都中央区)所有のタンカー「第8新水丸」(山下光雄船長、全長105メートル、3317トン)の船体を確認し、船首付近に2か所の衝突痕を見つけた。沈んだ第8住吉丸の船体は、右舷の中央部2か所が損傷していた。
同海保によると衝突時、浜谷さんは操舵(そうだ)室におり、船が傾く中、窓から逃げ出して一命をとりとめたという。七田さんは船内で休憩中だった。第8住吉丸の灯火とレーダー映像が見えなくなったことから、近くにいた末広丸(嶋崎勉船長)が付近を捜索、救命胴衣についた笛の音で、波間に浮かぶ浜谷さんを発見した。
同海保によると、タンカー「第8新水丸」の乗組員は11人。見張りは常時2人置くことになっていたが、事故当時は操舵していた2等航海士(54)1人だった。調べに対し、航海士は「見張りはちゃんと行っていた」と話し、船内にいた山下船長は「衝撃があったが、船とは思わなかった」と話しているという。
県漁協によると、漁船は右舷に青、左舷に赤ランプを点灯させ、さらに操業時には操舵室の屋根など高い位置に青ランプを点灯させることで周囲に合図を送るという。操業中は方向転換が難しいため、同海保は「海上衝突予防法では、タンカー側に回避する義務がある」としている。
現場付近の海域では、海保や漁協所属の漁船が終日、捜索を続け、転覆した船内も潜水士が捜索したが、七田さんは見つからなかった。海保と漁協は、11日も引き続き捜索する方針。
七田さんの友人に連れられて、能登町の実家から県漁協の事務所を訪れた母、きすをさん(78)は「私の心配ばかりしていた親思いの子。助かっていてほしい」と、目に涙を浮かべて祈っていた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20100511-OYT8T00054.htm