オニヒトデ、学生ダイバーが駆除

abalone2010-03-08

熊本県ねっ!

オニヒトデ、学生ダイバーが駆除…牛深海中公園のサンゴ守る

 サンゴを食い荒らすオニヒトデが大発生し、過去最大の被害が広がっている天草市牛深沖の牛深海中公園で、学生ダイバーがオニヒトデの駆除に乗り出した。今後、増員してサンゴの保護に取り組むとともに、被害の実態を伝える写真展も開く予定だ。(桜木剛志)

 同沖では、2002〜03年にもオニヒトデが大発生し、国の補助事業で大がかりな駆除が行われた。その後沈静化したが、昨夏以降、再び大量の被害が確認され、環境省の委託で地元ダイバーが駆除することになった。

 2月下旬に行われた駆除には、熊本大ダイビング部の部員ら4人が参加。水深約10メートルの海域で約300平方メートルにわたり、体長14〜34センチの38匹を捕獲した。昨年8月以降の半年間の駆除数は317匹となり、02〜03年の1年間の185匹を大きく上回った。

 熊本大2年荒牧巌さん(20)は「ダイバーとして、身近な海の問題を見過ごすことはできない。部を挙げてサンゴを守りたい」と話し、同大1年林香織さん(19)は「あまりの多さに驚いた。生態系の保護に貢献したい」と語った。ダイビング部は、多くの人に海の環境について考えてもらおうと、大学祭や熊本市中心部でサンゴやオニヒトデの写真展を開く予定。

 サンゴの調査をしている九州大理学部付属天草臨海実験所(苓北町)の野島哲・准教授(海洋生態学)は「02〜03年の時と比べて若い個体が多く、海中公園一帯に数万匹生息しているとみられる。漁業被害を避けるためにも、県内のダイバーの力を結集したい」と話し、今後も駆除を続けるという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20100303-OYT8T00085.htm