オニヒトデ、伊原間で記録的駆除

石垣島いばるま…オニ4t。w
1時間で3724匹も
6月の大量産卵を懸念八重山ダイビング協会(園田真会長)は20日、伊原間沖でオニヒトデ3724匹、約4トンを駆除した。約60分にわたる1度の潜水で、これだけ駆除するのは異例。深場から一列になって浅瀬に向かっている様子が確認された。多いところは1平方メートル当たり8〜10匹の密集ぶり。協会の佐伯信雄環境対策委員は「1回の駆除数では過去最高。大発生している」と指摘した。
伊原間沖は大発生が確認されていたが、距離や天候の問題があって実現できないでいた海域。今回は6月の産卵期を前に駆除しようと協会の石垣支部、北部支部、川平支部から総勢48人が参加。当初は2回の潜水を予定していたが、あまりにも量が多かったため、1回にとどめた。1個体のサイズも35〜40センチと大きかった。
佐伯委員によると、今回駆除できたのは「全体の3分の1以下」で、6月の大量産卵が懸念される。駆除に参加した県の担当者も「これほど多いとは思わなかった。前線をつくっている」と驚きを隠さなかった。
市内でダイビングショップを営む川島実さんも「今までも多かったが、きょうはそれ以上だった。通常だとタンク2本で1人100匹を駆除するが、今回は1本で100匹になった」とため息をつき、オニヒトデ通過後のサンゴが真っ白になっているのを確認した。今回の駆除は、美ら海・美ら山募金推進協議会(並里敏一会長)から25万円の助成を受けた。駆除後の贈呈式で並里会長は「これはダイビング業者だけの問題ではない。国を含め行政で対応が必要だと痛感した」と支援の必要性を強調。園田会長は「今回、助成金を受けたので継続できるようにしたい」と話した。