「島らしさ」守れ/鳩間住民が憲章

abalone2007-04-17

人が増えると大変。w
常識無いダイバーは最低です。

「島らしさ」守れ/鳩間住民が憲章

竹富町鳩間島の住民らが、「島らしさ」を守るための憲章を制定した。観光客の増加などから「島で当たり前だったルールが通じなくなった」という危機感が背景にある。「自然、生活環境を守る」との誓いを立て、(1)島の不動産をむやみに手放さない(2)海産物や動植物をみだりに採取しない―ことなどを申し合わせた。人口七十人余、周囲四キロの島が、自然環境や伝統文化を後世に引き継ごうとの決意を示した。(福元大輔)
 西表島の北約五キロに位置する鳩間島。二○○五年にテレビドラマ「瑠璃の島」の舞台になったことで人気が高まった。昨年四月に石垣港から高速船の定期便が開通。昨年一年間の観光客は約二千人と十年前の六倍近くに増えた。

 ただ、ダイビングなどのチャーター船による来島者は把握できていないため、統計よりも実数ははるかに多い。多い日で百人ほどが来る。

 ダイビング客らは休憩のためだけに島に上陸する。持ち込んだ弁当を食べ、公民館のトイレを使い、集落を水着で歩く…。ビーチへの近道と島の聖地である御嶽の裏を通ることも。

 公民館長の加治工勇さん(53)は「いつ、だれが入ってきているか分からず、島の決まりごとを説明することができない」と嘆く。

 また、島の西側でホテル建設の計画が進んでいる。島の土地の一部は一九七○年代に県外業者に買収されており、リゾート開発が社会問題になりつつある石垣島西表島の現状が、“対岸”の火事ではなくなった。

 島の未来はどうなるのか―。住民らは顔を合わせるごとに議論を重ね、今年三月に自治組織である公民館の臨時総会で、憲章を作った。

 前文で「島に生きる人々が島の価値と役割を見据え、どう活かすかが使命」とうたい、「島の歴史と伝統文化を継承する」「自然環境の保全に努める」「秩序ある島の生活環境を堅持する」などと条文に掲げている。

 さらに憲章を根拠に「島の土地や家屋を無秩序に売らない、貸さない」「海産物や動植物をみだりに採取しない」といった規律を定めた。港などに掲示し、観光客らにも周知する方針だ。

 住民による憲章は竹富島石垣市白保にもあるが、法的な拘束力はない。琉球大学の島袋純教授(行政学)は「憲章は宣言文のようなもので、住民の意識や考えを対外的にアピールする手段としては評価できる。町や町議会が公的な取り決めを作れば、住民をフォローできる」と話した。

 加治工さんは「住民が目指す島の姿を観光客だけでなく、住民自身にも理解してもらうために憲章を作った。島の誇りにしたい」と語った。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200704171300_02.html