絶品!八丈島の名物「くさやパン」と「くさやピザ」

abalone2006-04-28

絶品!八丈島の名物「くさやパン」と「くさやピザ」

八丈島に「くさや」を材料に使ったパンがあるという。
くさやはムロアジなどを腹開きにし、くさや液につけた後、日乾しにしたもので独特の強いにおいと味がある伊豆諸島の特産品である。においは強烈だけれど独特の旨みがある「くさや」は大好きである。あつあつのご飯にはぴったりの「くさや」が果たしてどんな風にパンとマッチしているのか、これは食べてみるしかないとさっそく取り寄せてみることにした。

「くさやパン」を作っているのは八丈島三根の「デリカショップ・イトウ」。伊藤富夫さんと奥さんの百合子さんが二人で切り盛りする小さなパン屋さん。
「健康的な生活をしたくて」と28年前に東京から八丈島にやってきて6年前の2000年にパン屋さんを開いたのだという。
「島には美味しい食材がたくさんあるんですよ。うちではそんな島の材料を使っています。パンには八丈島産の卵と牛乳を使っています。八丈島牛乳は6戸の酪農家が飼育している約100頭の牛から搾られるもので新鮮で味が違います。主人の作るパンは本当に美味しいんですよ。是非召し上がってみてください」と奥さんの百合子さん。

天候の加減で飛行機が飛ばないこともあるので、ということで送っていただく時に連絡をもらう約束をして電話を切った。
すると翌日の朝に「朝一便で送りましたから、今日中に届きます」と連絡が。
そして午後3時過ぎ、キターッ! 着ました着ました「くさやパン」。一緒にお願いしていた「くさやピザ」、くさやと並ぶ伊豆諸島の特産品、明日葉をパン生地に練りこんだ「あしたばあんぱん」、「メロンクリーム」、調理パン用のドック、バンズなどなど箱一杯。玉手箱状態である。

さっそく「くさやぱん」(180円)をいただく。「くさやパン」はパン生地をきつめに締めて巻く麦の穂の形に似せたエピ。ほんのり「くさや」の香りがするものの、全然臭くない。お味の方はこれまた何とも上品な味。アンチョビ風とは聞いていたけれど、アンチョビよりもクセがなく弾力のあるパン生地にとてもよく合う。一箸分のくさやとほどよい分量のマヨネーズとパンのバランスが絶妙。
「くさやピザ」(17cm 1枚480円)は程よく発酵させたちょっとだけふっくらした生地。具も「くさや」と島とうがらしの輪切り、チーズのみというとてもシンプルなもの。
「ちょっとあぶって食べてくださいね」という奥さんの言葉通り、軽くトースターで温めた。
くさやとチーズ、それに程よい辛さの島とうがらしが美味しい!
「主人は元々機械の設計の仕事をしていたんで数字が好きなんですよ。分量もきっちりしないと嫌というか。ピザの上にのせる島とうがらしの数もちゃんと決めているんです」と奥さんがおっしゃっていたが、それも全て美味しいパンを作るためのこだわりだ。

くさやの強烈なにおいがないことについて伊藤さんは、八丈島は伊豆諸島の中でも水が豊富なので何度も何度も水で洗ってあえてにおいをきつくしないものもあるとおっしゃっていた。「くさやパン」に使う「くさや」は伊藤さんが島の数ある「くさや」の中からこれは、と思うものを探し出したものだそうで、どこのものかは秘密とのこと。

現在、デリカショップ・イトウでは約40種類ものパンを毎日焼いている。伊藤さんの仕事開始時間は何と朝、というより深夜の1時半というから驚き。パンの種類が多いので一つ一つの種類はそんなに多く焼くことはできない。カスタードクリームから上のクッキー生地まで全て手作りというメロンクリームは1日12個なのだそうだ。その貴重な1個を送っていただいたが気取りのない素朴なカスタードがこれまた美味しかった。
「うちは夫婦二人でやっている小さな店ですから」と百合子さん。
八丈島に行った際には是非、立ち寄らせていただきたいものである。地元ならではの「くさやのおにぎり」もあるそうです。
デリカショップ・イトウでは今のところ通信販売という形式はとってないが地方発送も受けつけてくれる。東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城までなら発送当日に受け取り可能。(こや)

デリカショップ・イトウ
東京都八丈島八丈町三根 1954-2
電話 04996-2-1862 FAX 04996-2-1874
営業時間 6時30分〜18時

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091146100120.html