ホリエモン窮地!!自殺か元側近、地検特捜部が近く事情聴取

abalone2006-01-19

ホリエモン窮地!!自殺か元側近、地検特捜部が近く事情聴取

ホリエモン、ガク然…。ライブドア堀江貴文社長(33)の側近だった男性が18日に那覇市内で自殺とみられるナゾの死を遂げたことが分かり、関係者に19日、衝撃が走った。死亡したエイチ・エス証券の野口英昭副社長(38)は、ライブドアの企業買収を知り尽くし、東京地検特捜部が捜査している証券取引法違反事件の重要な“キーマン”。特捜部は堀江社長の事情聴取を急ぐ方針だ。


ライブドアをめぐる一連の事件で、ついに“犠牲者”が出てしまった。ライブドアの急成長を陰で支えてきた堀江社長の元側近が、強制捜査直後に、自殺とみられる死を遂げた。

18日午後2時半ごろ、那覇市内のホテルで非常ベルが鳴り、従業員が客室に駆けつけると、男性がベッド上で血まみれで倒れていた。手首や腹、腕などを切っており、近くに包丁があった。病院に運ばれたが、出血多量で間もなく死亡。那覇署によると遺書はないものの、室内の状況などから自殺とみて調べている。

男性はエイチ・エス証券副社長の野口英昭さんと判明。同日午前11時半ごろ、1人でチェックインしていたという。

実は、東京地検特捜部の捜査が進むライブドアグループの証券取引法違反事件に、深く関与したとみられる人物が野口さんだった。同証券は16日、野口さんの自宅も17日、特捜部の家宅捜索を受けた。そして、特に縁のない沖縄に“死の旅”へ…。

野口さんは明治大学を卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)に勤務。そして堀江社長が平成8年に設立した「オン・ザ・エッヂ」に12年に入社して、同社の東証マザーズ上場(同年4月)準備の陣頭指揮をとった。

上場に関して記者会見を開いた際、野口さんは堀江社長の左隣に座っていた。その後、同社が設立した投資会社「キャピタリスタ」(現ライブドアファイナンス)の社長に就任。この会社はグループのM&A(企業合併・買収)を担っていた。

ライブドアの拡大戦略の“武器”が企業買収。野口さんがその実務を仕切っていた。まさに堀江社長の右腕のような存在だったのだ。

14年6月には堀江社長のもとを離れ、エイチ・エス証券に転じた。しかしライブドアの企業買収には、引き続き深く関与していた。

ライブドアが16年6月に出版社マネーライフを事実上買収する際、投資事業組合の設立にかかわった。さらに16年10月にライブドア株式交換により結婚仲介サービス会社「キューズ・ネット」などを買収した際も、別の投資事業組合設立、運営に関与。ともにライブドア最高財務責任者宮内亮治取締役(38)に協力する形だったという。

これら投資事業組合を通じて買収による新株売却益をライブドア本体に還流させ、粉飾決算に利用させていたことは特捜部も把握済み。つまり事件の核心に野口さんが関与した可能性が極めて強く、近く事情聴取されることは確実だった。

関係者によれば「あいさつもしっかりでき、明るく元気で、やり手という感じだった」という野口さんを死へ追いやったものは何だったのか。特捜部の捜査は急ピッチで進められるとみられる。


東京地検・伊藤鉄男次席検事
「誠に悲しい出来事で、冥福をお祈りする。東京地検が野口さんを調べたり、呼び出したりした事実はない」


★一連の不正経理、違法性の認識など聴取へ
東京地検特捜部は19日、堀江社長から近く任意で事情を聴く方針を固めたもようだ。捜査の手は着々と、ホリエモン本人に迫りつつある。

ライブドア堀江社長が起業し、昨年9月現在で17・25%の同社株を保有する大株主。“ワンマン企業”で、社内での影響力が極めて大きい。

平成16年9月期決算で約10億円の赤字を隠し、約14億円の黒字に見せかけたライブドア本体の粉飾決算、また関連会社「バリュークリックジャパン」(現ライブドアマーケティング)の出版社買収にからむ偽計取引など、一連の不正経理をただすとともに、違法性の認識などについても聴くとみられる。

一方、堀江社長は16日夜に東京・六本木の同社本社の家宅捜索に立ち会った際、周囲の社員に「頑張ろう!!」と拳を振り上げ気勢をあげていたことが19日、関係者の話で明らかになった。周囲の社員からは歓声や拍手も沸き起こったという。

17日午前には全社員に「迷惑かけてすみません。頑張りましょう」とメールも送った。

だが関係者によると、かつての側近の野口さんの悲報を聞き、さすがのホリエモンもガックリと落ち込んでいたという。同社は19日、堀江社長の動向は今後公表しない方針に変更したことを明らかにした。


ライブドアが社内調査結果公表、証取法違反容疑に反論
バリュークリックジャパン」(現ライブドアマーケティング)株をめぐる証券取引法違反事件で、ライブドアは19日、「株を取得した投資事業組合ライブドアファイナンスが(直接的に)出資しておらず、連結決算に入れるのは妥当ではないと判断した」とする社内調査結果を公表した。

ライブドアと一体である投資組合が買収済みだったのに、事実を公表しなかった」と報道されたことに対する反論。情報開示すべきだったかどうかについては「東京証券取引所の規則によると、開示対象になる可能性は低いと考える」と主張している。

株式分割で株価を高騰させたとされる件については「出版社を株式等価交換により買収する際の株式交換日が、株式分割基準日の翌日で、株式の需給が逼迫(ひっぱく)する期間中であった。このため、取締役会を開き(需給が逼迫しない)分割の効力が発生する日に合わせた」と説明している。

エイチ・エス証券の澤田社長、涙の会見で堀江社長批判

エイチ・エス証券は19日、野口副社長が死亡したことなどを受けて記者会見し、澤田秀雄社長(54)が「17日は元気だったので信じられない。まことに残念で痛恨の思いだ」と涙をみせた。澤田社長は「堀江さんとは面識はない。ビジネスの手法は強引で問題があると、当社としては一切近づかなかった」と堀江社長を批判。「ライブドア関連調査委員会」を設置して社内調査していくことを決めた。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200601/sha2006012001.html