深海魚を長門沖でダイバー撮影

長門市青海島の近海で、ダイバーが深海魚テンガイハタの写真撮影に成功した。萩博物館によると、捕獲例はまれにあるが、海中で泳ぐ姿をとらえたのは全国でも珍しいという。
山口市のダイビングショップのメンバーらが十二日、青海島沖の水深五メートルの地点で発見し、頭を上にして泳ぐ姿を撮影した。連絡を受けた萩博物館の堀成夫学芸員(34)が十三日、この個体とみられる魚が付近の海底で死んでいるのを回収。体長一・二四メートルのテンガイハタと確認した。
フリソデウオ科で、水深二百〜八百メートルの深海に生息する。タチウオを太くしたような体形で、わずかに光が届く環境に適応するため大きな目をしているのが特徴。詳しい生態は謎という。
堀学芸員は「生きた状態での目撃は珍しい。昨年から萩市近海では深海魚が相次ぎ捕獲されており、原因を探りたい」と話している。
萩博物館は十二月二日からの企画展「知っている? 萩の海のこと2005」で、標本と写真を展示する。