RAC、2路線廃止へ/那覇―慶良間など

頼みの綱はエアードルフィン

RAC、2路線廃止へ/那覇―慶良間など

離島三路線の廃止を検討していた琉球エアーコミューター(RAC、山田有社長)が那覇―慶良間、多良間―石垣の両路線を廃止し、波照間―石垣については結論を先送りする方針を固めたことが十九日、分かった。二十一日の取締役会、株主総会で承認される見通し。両路線は申請手続きを経て、早ければ来年四月にも廃止される。
 県と三町村(座間味村多良間村竹富町)では存続に向け、RACの赤字に占める補助金の割合を現行の約二割から約三割に上げる案をまとめ、今月初め同社に提示。しかし「存続には九割以上の補助が必要」とするRAC側の考えと折り合わなかった。

 ただ、竹富町はさらに増額を検討する意向を持っており、今回の廃止決定は見送られそうだ。

 三路線はいずれも小型のBN2B型機(アイランダー、九人乗り)を使用し、補助金は県と各町村が折半。両者で新たに約三割負担する場合、年間で座間味村(慶良間―那覇)が現行比二百十四万円増の六百四十二万円、多良間村(多良間―石垣)が同百七十五万円増の五百二十七万円、竹富町(波照間―石垣)が同百九十五万円増の五百八十五万円となる。

 座間味、多良間の両村は財政的な理由で上積みに難色を示しているが、「廃止申請の手続きまで交渉を継続したい」としている。一方の竹富町では観光振興の観点から、空港滑走路を拡張しDHC8型機(ダッシュ8、三十九人乗り)を誘致する計画を視野に、既存路線の確保に積極的な姿勢を示している。

 RACは今年四月、利用客の低迷による赤字を理由に同三路線の廃止を打ち出し、三町村ほか離島関係団体などが反対していた。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200506201300_02.html